2018.09.30
抜け毛

女性の後頭部の薄毛の原因は?

女性でも、薄毛に悩む方はいるでしょう。薄毛といっても、前頭部や頭頂部などありますが、その中でも目立つのが後頭部です。薄毛は、原因が1つでなく複合的になっている場合もあり、前頭部などとも関わっていることがあります。後頭部にしても、その原因を知り対策すれば、改善することが可能です。

女性の後頭部が薄毛になってしまう原因は?

びまん性脱毛症

女性の脱毛症の1つであり、FAGAとも呼ばれる症状です。これは男性ホルモンが原因となっており、女性にも男性ホルモンは存在します。女性ホルモンとのバランスによって体内に存在し、バランスがよいと薄毛にはなりません。加齢やストレス、自律神経が乱れることにより、ホルモンバランスが崩れると、薄毛になることがあります。ただ男性でもホルモンが原因で薄毛になることがありますが、女性の場合は局所的でなく、全体的に薄くなることが多いです。

ポニーテールやヘアアイロンでの牽引性脱毛

髪を引っ張ると抜けるように、ヘアスタイルやヘアセットの仕方でも、薄毛を誘発することがあります。女性だと普段からポニーテールにする、ヘアアイロンを使って毎日髪をセットして、髪を引っ張るなどすると、髪にダメージを与えるので、抜けやすくなり、髪型にそって薄くなります。このような普段の髪型などが原因の薄毛のことを、牽引性脱毛と呼びます。

脂漏性皮膚炎などの頭皮トラブルによる薄毛

頭皮トラブルにより、炎症が起きると、髪が抜けやすくなり、薄毛になる人がいます。炎症を起こす原因としては、普段使っているシャンプーがあり、合わないものを使うと、成分を頭皮に残す、皮脂を残して毛穴を汚すなどして、炎症を起こします。頭皮に異常を感じると、同時に後頭部での薄毛に気づくような方もいます。

円形脱毛症

女性でも円形脱毛症になる方は多く、これは他の原因とは違います。自己免疫疾患により円形脱毛症は誘発されることが多いです。つまり免疫のトラブルにより引き起こされることとなり、免疫が毛根細胞にまで働くことで、本来必要とする髪まで除去してしまうのです。ちなみに円形脱毛症では、育毛剤などは効果がないと言われており、病院で治療すると良いとされますが、自然に治ることもあります。

女性ホルモンの乱れや減少

女性ホルモンの乱れというのは、女性の薄毛で多い原因です。特に男性と違い、女性はホルモンバランスが崩れることが多いです。生理の時、妊娠したとき、出産時などあり、女性ホルモンが一時的に少なくなり、バランスが崩れます。ホルモンは育毛を促す効果があるので、減ってしまうと生える毛が少なくなり、薄毛になります。ホルモンバランスの乱れは、薄毛を誘発しますが、後頭部には出にくく、また頭全体のどこでもホルモンの乱れでは薄毛になる可能性があります。

女性の後頭部の薄毛におすすめの対策

頭皮の悪化や薄毛の原因になる生活習慣を改善

薄毛の原因としては、生活習慣の乱れがあり、暴飲暴食を行う、ジャンクフードなど栄養バランスの偏った食事をする、不規則な生活をする、睡眠不足になるなどあります。頭皮の血行が悪くなる、髪にストレスを与えるなどして、薄毛を誘発します。このような生活習慣を改善してみましょう。特に食べ物は体を作るばかりでなく、髪の毛も作っていきます。脂っこい食べ物を避ける、栄養バランスを考えるなどします。またタバコは髪の毛に良くないので、喫煙している方は、控えると薄毛が改善することがあります。

適度な運動でストレス発散

ストレスの多い環境は心に良くなく、髪にも良くないです。薄毛を改善していくならば、ストレスを抱え込まないようにして、思い詰め、悩むなどしない方が良いです。ストレスを発散するというのも、薄毛対策の1つと言えるでしょう。ストレス発散の方法としては、あなたにあった方法を見つければ良いでしょう。例えば、散歩に行く、どこかに遊びに行く、美味しい物を食べるなどあります。また運動することもストレス発散となり、散歩など軽い運動でも十分であり、運動することは血行促進もあるので、なお髪に良いです。

頭皮のマッサージ

血行が悪いと、髪に十分に栄養が渡らず、抜けやすくなるので、血行不良は薄毛を誘発します。普段から貧血や冷え性、または運動不足で血行が悪くなりやすい方は、頭皮マッサージをしてみましょう。マッサージすると、頭皮の血行を促進し、栄養を十分に行き渡らせます。行いかたとしては、指の腹を使って、優しく気持ちよいと感じるぐらいの力でマッサージします。爪を立てないように注意して、マッサージしてみましょう。お風呂に入ったとき、シャンプーのついでに行うなどしても良いです。

女性ホルモンや髪に良いサプリメントを使用する

女性ホルモンの分泌を促したり、髪に栄養を与えたりと、薄毛に良いとされるサプリメントを使う方法もあります。特にイソフラボンを補うのが良く、女性ホルモンの元となります。大豆など豆類に多く含まれる成分であり、豆類を沢山食べる、またはイソフラボン配合のサプリメントを使うなどすると良いでしょう。または、大豆プロテインもあり、これにもイソフラボンが多く配合され、またタンパク質も多いので、筋肉を維持し、健康的な体を作るのに役立ちます。

正しい方法でのシャンプー

頭皮をいつも綺麗に保つのも薄毛対策になり、これは正しい方法でシャンプーします。まずは、シャンプーを付ける前にはブラッシングして、髪の埃など取り除きます。次にシャンプーして、すすぎをしっかり行い、成分が髪に残らないようにします。シャンプーは頭皮に残ると、刺激するので、合わない方は敏感肌やアレルギーの人用のものに変えてみるのも良いです。

パーマやカラー、髪に負担のかかるヘアスタイルを控える

パーマやカラーは、最近は髪に優しい成分の製品もありますが、化学薬品であることには変わりありません。オシャレのために行いたいという方もいるかもしれませんが、薄毛になっているならば、控えるべきです。特に薄毛だと、髪が少ないので、化学成分が頭皮につきやすく、良くありません。どうしても行いたい方は、行う間隔を長くしましょう。

まとめ

女性の後頭部の薄毛の原因と対策をご紹介しました。特に後頭部となると、なかなか自分では気づきにくいですが、他人からは目立つ部分です。しっかり対策を行えば十分に改善することも可能です。生活習慣やヘアスタイルなどを改善してみましょう。