2019.06.03
女性の髪の毛

出産後ハゲの予防法とは⁉抜け毛前・後の対処法を紹介!

出産後の薄毛、ハゲに悩む女性は少なくありません。
薄毛が目立ってしまうと外出したり人前に出たりする際に気後れしてしまったりして大きなストレスを感じてしまいます。できることなら、予防をしてハゲが現れてしまう前に対処したいものです。

今回は、出産後の薄毛についてのメカニズムを紹介したうえで、産後のハゲる前の予防作とハゲてしまった後の対策について解説します。

目次

1、 出産後ハゲてしまったかも!?
2、 出産後にハゲてしまうメカニズムは?
3、 【産後のハゲ予防策】抜ける前にできる対策とは
4、 【産後のハゲケア】抜けた後にできる対策とは?
5、 まとめ

1、出産後ハゲてしまったかも!?


産後2~3か月くらいの頃から、抜け毛の多さが気になり悩んでしまうママが増えています。
産後の抜け毛は最近少しずつ知られるようになっていますが、ハゲが目立つようになるまでとは想定しているママの方が少ないのではないでしょうか?だから、なおさら(ハゲてしまうのは私だけなのでは?)と焦ってしまうものですよね。

芸能人、有名人のママさんたちも産後の抜け毛についてブログなどで薄毛に関して悩みや写真を公開されています。

ギャル曽根さん(ブログ)
「結構ガッツリ抜けると本当にビックリしますよね」

木下優樹菜さん(ブログ)
「産後の抜け毛4ヶ月経ったぃまでもまぢぬーけーてーるー髪の毛なくなっちゃわないかしんぱい」

辻希美さん(ブログ)
「頭の所々に一円玉位のハゲ⁈が何個もぁる事を今日気づいたの…。」

芸能人の場合、スタイルの工夫がされていたり一般人に比べるとこまめに美容師さんにカットしてもらえたりするので、公開されている写真を見てもそこまで薄毛が目立たないものになっていることが多いのですが、現実問題として産後の薄毛は多くの女性を悩ませています。

もし産後の薄毛に一人で悩まれているなら、多くの女性に見られる産後の時期特有の症状であるということを把握すると少しは安心できるかもしれませんね。

2、出産後にハゲてしまうメカニズムは?


出産後に髪が薄くなってしまう理由は、大きく分けてホルモンバランスの変化とストレスという2つの原因があります。

  • ホルモンバランス

産後に抜け毛が増えるしくみの一点目は、女性ホルモンの減少です。

女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)はヘアサイクルの成長期を長く持続させて抜け毛を少なくする働きがあるので、出産後に急激に女性ホルモンが減少することにより一気に抜け毛が増えてしまうというメカニズムです。妊娠中は、出産準備で女性ホルモンが増えるので、いつもよりも髪が抜けにくくなるため、なおさら産後の抜け毛が目立ってしまいます。
ホルモンバランスは、産後1年程度で元に戻りますので、薄毛も1年前後で自然治癒するケースが一般的です。

ヘアサイクル
髪は、成長期→移行期→休止期のサイクルを過ごします。
成長期は髪が生えて成長する時期(2~6年)、移行期は毛根が退縮し休止期への準備を始める時期(1~2週間)、休止期は髪の製造がストップし古くなった髪が抜け落ちる時期(3~4か月)です。

女性ホルモンが薄毛に関連していることをあらわす証拠としてピル服用中止後に抜け毛が生じるケースを紹介します。
ピルの成分の中には、女性ホルモン(エストロゲン)が含まれているため、ピルの服用をやめると補われていた女性ホルモンが摂取できなくなります。その結果として、抜け毛が生じるというわけです。メカニズムとしては産後の薄毛(産後脱毛症など)と同じです。

  • ストレス

産後に限ったことではありませんが、ストレスはハゲの大きな要因となり得ます。

どうしても産後は非常に強いストレス要因にさらされます。

  • 慣れない育児
  • 睡眠不足や家事・育児による疲れ
  • 生活の大きな変化
  • 母親としてのプレッシャー
  • 産後の体調変化による美容・健康の不安など

こうした過度なストレスによって、女性ホルモンの正常な分泌がされない、血流が悪くなり髪に必要な栄養が届きにくくなってしまうといった症状が発生します。
その結果、間接的にではありますが産後の薄毛が進行してしまいます。

また、ストレスがあまりにも強い場合には、円形脱毛症など直接的にストレス性の薄毛の原因となってしまうことも。

3、【産後のハゲ予防策】抜ける前にできる対策とは

産後の抜け毛(分娩後脱毛症)は、一時的な症状ですが、まれに抜け毛の症状が治まらずハゲが常態化してしまうケースがあります。特に、抜け毛に関して不安やストレスが強い場合には、ホルモンバランスがなかなか整わないなどの美容や健康面でのデメリットが多くみられてしまうことが多々あります。

そういった状態に陥らないようにするためには抜け毛が生じる前に対策をすることが大切です。ここでは、抜け毛が始まる前(妊娠中~産後1、2か月の頃)にできる対策について紹介します。

バランスの取れた髪に良い食事を心がける

妊娠中はつわりもあり特に難しいことですが、抜け毛を防ぐためには髪にとって必要な栄養素を食事からバランスよく摂取することが大切です。中でも、髪の生成やホルモンバランスの改善に関わる栄養素を意識して摂取すると効果的です。

髪に良い食品の具体例をいくつか紹介します。

  • 大豆製品を含む食品

大豆に含まれる大豆イソフラボンは体内で女性ホルモンと近い働きをします。従って、納豆や豆腐などの大豆製品を摂取することでホルモンバランスの悪化を軽減することができます。

  • 牡蠣、ウナギ、ナッツなど亜鉛を含む食品

牡蠣やウナギ、ナッツなどに含まれる亜鉛は、アミノ酸からタンパク質を合成するのに大きくかかわる栄養素です。特に女性が不足しがちな栄養素であるので、意識して摂取するように心がけましょう。

  • 赤みのお肉やアサリ・しじみ、小松菜など鉄を含む食品

鉄分が不足すると貧血を引き起こしてしまいます。鉄は産後に母乳で多く輩出するため、特に不足しやすい栄養素です。

  • 調味料にシナモンを使用する

シナモンには、薄毛や抜け毛の対策に効果的なシンナムアルデヒドが含まれています。シンナムアルデヒドは、傷ついた血管を修復して血行を促進する作用があります。

葉酸サプリを摂取する

妊娠中は、摂取する栄養素について特に強く気を使うものですが、葉酸サプリに限っては厚生労働省がサプリメントでの摂取を推奨しています。そのメインの目的は「神経管閉鎖障害の発症率を低減させるため」ですが、葉酸には育毛効果も期待できます。

というのも、葉酸は「造血のビタミン」という異名があり体内で血液が作られるために重要な役割を果たしている栄養素だからです。また、ストレスの緩和にも効果が期待できます。

妊娠中はもちろんのこと、出産後も健康な母乳を作ったり、薄毛を予防したりするという意味で葉酸サプリがおすすめです。

ストレスケアを意識する

妊娠中や育児の不安は、抜け毛の原因になります。
分かっていてもなかなか対策ができないのがストレスケアですが、身近な家族に頼ったり公共のサービスを利用したりするなどしてできるだけストレスをため込まないように意識しましょう。

4、【産後のハゲケア】抜けた後にできる対策とは?


分娩後脱毛症の場合には、髪が抜けるようになった後もできる対策があります。
一時的な物とはいえ、育児中に前向きな気持ちで日常の買い物などに外出したり、赤ちゃんと一緒に思い出の写真を撮ったりすることができるために、薄毛対策を3点紹介します。

薄毛対策サプリを使用する

抜け毛の対策に最もおすすめしたいのが薄毛対策サプリです。
育児中はどうしても時間にも気持ちにも余裕がないので、時間や手間のかからない薄毛対策が続けやすく効果的です。サプリメントは一日に規定量を飲むだけですので、多忙な育児中でも大きな負担をかけずに対策をすることができます。

例えばiqumoreの場合、大豆イソフラボンや亜鉛、シナモンなど髪の発育に良い天然成分が中心ですので健康への負担という意味でも安心です(妊娠中からサプリを摂取される方、他のサプリメントを服用中の方は、担当の先生と相談したうえで利用すると安心です)。

睡眠時間を重視する

育児中は、時間が思い通りにならずやりたいこともたくさんたまってくると思いますが、空いた時間があればできるだけ睡眠をとるように心がけましょう。

睡眠不足が慢性化してしまうとどうしても心身ともに疲れてしまい大きなストレスになってしまいます。ストレスは直接的にも間接的にも薄毛の原因になってしまうので、まず睡眠時間の確保を優先するように意識しましょう。

低刺激のシャンプーに変更する

抜け毛を少しでも減らすためには、シャンプーなどのヘアケア用品を低刺激の者に変更することも効果的です。
低刺激のシャンプーの中にも様々な商品がありますが、おすすめはアミノ酸シャンプーです。こちらの記事にてアミノ酸シャンプーについて詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください。

この際に気を付けたいのが、育毛シャンプーの中には頭皮に刺激を与えるタイプのものもあります。産後の脱毛には適さないヘアケア用品を使用することにより薄毛の症状を悪化させてしまうケースもありますので注意してください。

5、まとめ


産後の薄毛に大きく影響しているのは、ホルモンバランスとストレスです。

ハゲの症状は一時的な物とはいっても産後3か月ごろ~1年前後は大量の抜け毛に悩まされてしまうことも多く、結果的に頭髪がかなりボリュームダウンしてしまうこともあります。

こうした症状を目立たなくするためには、髪が抜ける前あるいは抜けた後から適切な対処をすることが大切です。
今回紹介した対処法を参考に、薄毛の悩みを解消して貴重な育児期の時間を楽しく過ごしていただけたら嬉しいです。