2018.10.31
抜け毛

女性のつむじ割れの原因と効果的な直し方!髪型を変えるのもあり

自分で自分のつむじを見るには鏡で見るしかないのですが、他人のつむじははっきり見えるものです。そうなると、自分のつむじも他人には見えているということです。自分のつむじがぱっくりと割れて地肌が見えているとしたら、ショックを感じることと思います。
そんなつむじ割れの原因にはどのようなものがあるのでしょうか。また、朝に鏡を見ながらチェックしてつむじ割れを発見したときは、どうすれば効果的に直せるのでしょうか。

女性のつむじ割れとは

つむじを中心にして髪がぱっくりと割れたように分かれてしまっていることにより、地肌がはっきりと見えてしまっている状態のことを、つむじ割れと呼びます。30代後半あたりから男性も女性もそのような状態に悩む人が多くなっています。

若い頃は髪の量が多く、コシや張りもあったことから、つむじのところで髪が分かれていたとしても地肌はきちんと隠れ、目立たなかったでしょう。でも、30代後半あたりから髪の量が少なくなり、全体にコシやハリがなくなったことから、地肌がはっきり見えるようになる方が多くなってしまいます。

また、生まれつきの生えグセにより、もともと割れてしまっている方もいます。そのような方は、10代の頃から気にすることもあるようです。

割れる長さは後頭部にかけて長い範囲で割れてしまう方や、寝ぐせで2、3cm程度割れてしまう方など、人によって違います。髪型のセットが難しくなるほか、薄毛の兆候なのでは、と悩む方も少なくないようです。

つむじ割れを生む原因

つむじ割れを生む原因には、いくつかのものが考えられるので、以下にご紹介します。

  • ヘアカラーによるダメージ

つむじ割れが気になる30代後半あたりから白髪の生えはじめる方も多いことから、白髪染めのためにヘアカラーをする回数が増えてしまうことがあります。このため、ヘアカラーによるダメージでつむじ割れが目立つようになることもあります。

ヘアカラーをする際には2つの薬剤を使用しますが、まずは髪のキューティクルを開き染料が浸透しやすい状態にします。その上で、髪の内部のメラニン色素を脱色しながら染料を定着させます。このときに使う薬剤が頭皮や身体にダメージを与え、アレルギーを引き起こすことがあるのです。

特に自宅でおこなうホームカラーリングでは、美容室に比べると頭皮に薬剤がつく量が多くなってしまいます。そうなると、ダメージも大きくなり、せっかく黒く染まったのに抜け毛が増えてしまったということになりかねません。

  • ヘアスタイリング剤

つむじ割れを気にして、つむじ周辺にヘアスタイリング剤を使用してボリュームを持たせようとする方もいるようですが、それがかえってつむじ割れを助長することがあります。

つむじ割れを直すために髪を根元から立ち上がらせようすると、ヘアスタイリング剤を根元からつけることになります。すると、頭皮にワックスやムース、ヘアスプレーなどのヘアスタイリング剤が付着してしまいます。

頭皮に付着したヘアスタイリング剤は、そのまま残留して毛根をふさいでしまうため、発毛しにくくなってしまいます。このため薄毛の原因となり、つむじ割れが目立つようになってしまいます。ヘアスタイリング剤を使う場合、毛先につけるようにしましょう。

  • 長い間分け目を変えない

女性の場合は特に、髪を結ぶときなど同じ位置で結び、長い間分け目が変わらないことであります。すると、分け目の部分の頭皮が引っぱられてしまい、頭皮が硬くなったり痛んだりします。頭皮がダメージを受けるとその部分の抜け毛が多くなってしまい、つむじ割れが目立つようになってしまいます。

つむじ割れの直し方

朝つむじ割れを見つけてしまったら、せっかくセットした髪型を直さなければなりません。できてしまったつむじ割れを直すためにはどうしたらよいのでしょうか。また、つむじ割れが目立ないようにするにはどうしたらよいのでしょうか。

できてしまったつむじ割れを直すテクニック

    1. つむじ割れの根元をしっかりと濡らす

つむじ割れを直すためには、まず髪の毛を濡らす必要があります。特に根元をしっかり濡らさなければならないので、霧吹きなどがあれば便利です。

    1. 根元に指を入れて立ち上げながらドライヤーを当てて乾かす

このとき、つむじ割れの片側から順に乾かしていき、それぞれ反対側に髪をかき上げるようにして乾かしていきます。ドライヤーの風が地肌に直接当たらないように注意して、20cm程度離して横から温風を当てていきます。

  1. つむじの下側からも髪をかき上げながらドライヤーを当てて仕上げる

つむじの下側からもふんわりとさせることで、後頭部がきれいに仕上がります。

つむじ割れをしない髪の乾かし方テクニック

    1. しっかりとタオルドライする

洗髪後はタオルドライをしっかりとすることが基本です。まず髪の毛全体をタオルで包むようにして水分をとり、その後毛先の水分をとっていきます。このとき、タオルで髪の毛をこすらないように気をつけましょう。

    1. 頭頂部からつむじを隠すようにドライヤーを当てる

まずは、頭頂部からつむじに向かってドライヤーを当てていきます。つむじより前の部分の根元に指を入れて、髪を立ち上げるようにしてつむじを隠すようなイメージで根元を乾かしていきます。

    1. つむじの部分を片側から乾かしていく

つむじの部分を片側から反対側に向かって髪を立ち上げるようにして、根元を乾かしていきます。片側が終わったら、もう片側も同様に乾かしていきます。

  1. つむじの下側からも髪を立ち上げながら乾かしていく

こうすることで後頭部がふんわりします。

髪型を変えてつむじ割れ対策

つむじ割れは髪型を変えることで目立たなくさせることもできます。全体の雰囲気が変わりますし、新鮮な気持ちになれます。

  • 分け目を変えてみる

自分で簡単にできる方法としては、分け目を変えることです。それだけのことなのですが、全体の印象が大きく変わるので、ぜひ試してみてください。上述したように、長年分け目が同じところであるのも、つむじ割れの原因となるので効果が期待できます。

  • ショートヘアにしてみる

ショートヘアだと、つむじ割れが目立つような気がしますが、スタイリングやヘアカットの方法によっては目立たないようになります。美容師の方に相談しながら検討してみるのもよいでしょう。

  • ヘアリセッターを試してみる

美容院によっては、ヘアリセッターと呼ばれる生えグセを矯正する技術のあるところがあります。これは、特殊なハサミを使って、毛穴から生えているときに根元で交差してよじれている髪の毛をほどきながら、切らずに生えグセを矯正していく技術です。これだと薬剤を使うことなく矯正できるので、仕上がりが自然になるといわれています。

つむじ割れを防ぐには髪を労わり、分け目を変えるのが効果あり

つむじ割れができるのは、頭皮にダメージを与えていたり、もともとの生えグセだったりなど、いくつかの原因があります。予防するためには髪の毛や頭皮を労わることか大切です。そして、目立たないようにするには、分け目を変えるのが効果的なほか、髪型を変えたりヘアリセッタ―を試したりなど、いくつかの方法があります。