2018.09.27
抜け毛

女性の薄毛はシャンプーの仕方が原因かも!髪を増やすシャンプーテクニック

薄毛というと男性のイメージが強いですが、さまざまな要因が揃うと女性でも薄毛の症状が表れてしまうことがあります。このような女性の薄毛を改善・予防するためには、バランスのよい食生活やストレスの解消などが有効とされていますが、それらと同様に重要なのがシャンプーです。

しかし、シャンプーの仕方によっては逆に薄毛を進行させてしまうこともあるため注意しなければなりません。ここでは、薄毛に悩む女性がやっていることが多いシャンプーの方法や、抜け毛対策・育毛促進において有効なシャンプーの方法について解説しますので、薄毛が気になるという女性は参考にしてみてください。

薄毛に悩む女性がやってしまいがちなNGシャンプー方法

一日に何回もシャンプーをする

皮脂は頭皮に堆積することでその状態を悪化させるため、可能な限りシャンプーで洗い流すのがよいと考える方は少なくありません。しかし、皮脂を洗い流しすぎてしまうと頭皮は極度の乾燥状態となり、逆に脱毛を促進させてしまうことがあります。

そのため、シャンプーのし過ぎは頭皮の状態を維持する上で逆効果であり、一日に何回もシャンプーをすることは避けなければなりません。よって、毎日「朝シャン」をしている女性や二度洗いをしている女性はそれらの習慣を見直すと薄毛の症状が改善できる場合もあります。

肌に合っていない洗浄力の強いシャンプーを使っている

シャンプーの中にもさまざまな種類のものがあり、中には強い洗浄力を伴うものも存在します。このようなタイプのシャンプーは高級なアルコール系のものに多く、毎日使用していると一日に何度もシャンプーを行った場合と同様に皮脂を洗い流しすぎてしまい、頭皮が乾燥状態になってしまいます。

また、乾燥状態になった頭皮では皮脂の生成機能が活発になることから、皮脂の量が増えてしまい、薄毛を引き起こすこともあります。それに加え、皮脂が極端に少なくなった頭皮は免疫力が低くなり、炎症などを引き起こすことも多く、そのこともまた薄毛を引き起こす要因となります。

爪を立てる、直接シャンプーを頭につけるなどNGな洗い方をしている

頭皮に加わる刺激はその状態を悪化させ発毛を阻害することがあります。例えば、シャンプーをする際に爪を立てて洗っていると頭皮は傷つくため、薄毛を引き起こすことがあります。

また、シャンプーは水を含ませて泡立てていない原液の状態だと、肌へ加わる刺激が強くなるため、直接シャンプーの原液を頭につけることも薄毛の原因となる場合があります。それに加え、シャンプーを原液のまま頭につけると、髪を洗ったつもりでも毛穴に入り込んだシャンプーがそのまま残ってしまい炎症を引き起こすことがあります。これもまた、頭皮の状態を悪化させ薄毛を引き起こす要因となるため注意が必要です。

すすぎが不十分

育毛シャンプーなどを使用していると、シャンプーに含まれる有効成分が頭皮に残っている状態のほうが育毛を促進できるのではと考えてしまい、あえてすすぎを簡単に済ませてしまう場合もあるかも知れません。しかし、育毛シャンプーであっても毛穴に残った状態が長時間続いてしまうと、炎症を引き起こすことで頭皮の肌質は悪化し、薄毛を引き起こしてしまいます。

そのため、シャンプーの種類にかかわらずすすぎを十分に行うことも薄毛対策としては重要となります。

抜け毛対策ができるおすすめシャンプーテクニック

ブラッシングと予洗いを行う

お風呂に入ったらすぐに髪を濡らしシャンプーをつけてしまうという方は多いかもしれません。しかし、髪を洗う前の乾いている状態のときにブラッシングをすると髪の絡まりをほどくことで汚れが落ちやすくなるため、頭皮へ余計な負担をかけずに髪を洗えるようになります。

また、シャンプーをつける前にお湯だけで髪を「予洗い」することでも汚れは効率的に落とせるため、薄毛対策として習慣づけるのがおすすめです。

手のひらでシャンプーを泡立て、指の腹で洗う

上述したとおりシャンプーはその種類にかかわらず原液のまま頭皮につけてしまうと炎症を引き起こし、頭皮の状態を悪化させてしまいます。そのため、シャンプーは手のひらで水を含ませ、泡立ててから髪につけるとよいでしょう。

また、爪を立てて髪を洗うことも頭皮の状態を悪化させるため、指の腹で優しく洗うことも心掛けるようにしてください。

すすぎをしっかり行い、タオルでガシガシではなく挟んで拭く

髪を洗った後はすすぎをしっかりと行い、シャンプーが残らないようにすることも大切です。その際にはお湯で十分な時間をかけてすすぐことを心掛け、洗うときと同様に爪を立てないようにすることも忘れてはいけません。

すすぎが終わりタオルで髪の毛を拭く際には、ガシガシとこすりながら拭くのではなく、髪をタオルで挟むようにして水分を吸収させるようにすると、髪だけでなく頭皮へのダメージも最小限にとどめることが可能です。

抜け毛を防ぎ、育毛を助けるシャンプーの選び方

アミノ酸シャンプーを選ぶ

シャンプーには界面活性剤と呼ばれる成分が配合されており、その中でも特に肌に優しいのがアミノ酸系界面活性剤です。この成分は頭皮の乾燥を防ぎ、保湿を促してくれるため、育毛促進効果も期待できます。

このようなアミノ酸シャンプーは成分表示にラウロイル系、あるいはアシルグルタミン酸系の物質が記されているため、それらを確認した上で購入するのがおすすめです。

保湿力の高いものを選ぶ

シャンプーによって育毛を促進するためには保湿力も重視する必要があります。保湿力の高いシャンプーの特徴としては、セラミドや各種天然由来成分が配合されているという点が挙げられ、購入時に成分表示からそれらを確認するのがよいでしょう。

育毛成分が配合されているものを選ぶ

育毛シャンプーにはセンブリエキスやキャピキシルといった成分が含まれています。これらの成分は特に多いダメージケアシャンプーやカラーケアシャンプーには含まれておらず、場合によっては普段使用するシャンプーをこれらの成分が含まれたものに変えるのもおすすめです。

女性の薄毛の原因は頭皮の状態の悪化が関係していることが多く、それを改善するためにはシャンプー選びとシャンプーの方法が重要となります。そのため、薄毛に悩んでいる女性には、育毛成分が含まれたシャンプーを使用し、できるだけ頭皮へダメージが加わらない方法で髪を洗うと薄毛の改善が期待できます。