2019.05.22
抜け毛

産後3か月は髪が抜ける!産後の抜け毛が凄い理由は?

出産3か月後は、少しずつリズムが整ってくる時期ではあるものの疲れや体調不良を実感しやすい時期とも言われています。

この産後3か月の時期のママさんの状態や、体に現れる症状などについて紹介します。そして、非常に多くの方が悩まされている産後の薄毛への対策方法について解説します。

産後3か月の時期は、ママにとっても心身や環境の変化があるので、意識してケアに取り組むことでその後の体調やトラブルの改善に大きな効果が期待できます。

目次

1、 赤ちゃんとの生活に慣れた出産後3か月はいろんな節目
2、 出産後3か月お風呂で毎日ビックリ・・・(排水溝に毛がたまる~)
3、 産後髪が抜けてしまう原因はストレス?女性ホルモン?
4、 まとめ

1、赤ちゃんとの生活に慣れた出産後3か月はいろんな節目

出産して赤ちゃんが育っていくと、その時々でいろいろな節目がありますね。産後三か月といえば、お食い初めや赤ちゃんの首がそろそろ座るかなといった時期ではないかと思います。

ママにとっても出産直後と比べると自由な時間が生まれたり、生活のリズムが整い始めたりしているかもしれませんね。とはいえ、楽ができるかといえばなかなかそうはいかないようです。

この時期のママたちの体調や体の変化について紹介します。

産後3か月のママの体型について


産後3か月のママの体型は、回復期にあたります。妊娠で増えた体重や変化のあった体型が徐々に元通りに戻り始める時期ということです。

体の変化の具体例としては、2012年、下着メーカーのワコールの調査が参考になります。大方の予想通りだとは思いますが「産後気になる体のパーツ」として、おなかのたるみ(57%)、ヒップが大きくなった(18%)が挙がっています。

引用元:産後のおなか(産後3カ月) | からだの変化とマタニティのインナー選び | ワコールマタニティ

産後3か月のメンタル面

赤ちゃんから一瞬も目が離せない産後直後や、赤ちゃんの行動範囲などが広がったことによって手がかかるようになった産後6か月以降と比較すると、産後3か月は産後うつ状態の頻度は下がります。しかし、極端な例にはなってしまいますが、産後ママの異常死(産後うつによる自殺を含む)が最も多いのは産後3~4か月の時期です。(「東京都23区の妊産婦の異常死の実態調査」より)

また日本看護協会が発表しているデータによると、育児に関する不安は産後3か月までが最も高く4か月目以降は不安が大きく軽減されたというママの割合が非常に多くなっています。こうしてホッとした時期には、疲れを強く実感してしまうことがあり要注意の時期でもあるのです。

少し余裕が生まれる時期だからこそ、この時期のストレスケアはとても大切なのです。

産後に訪れるさまざまな悩み

産後にはさまざまな体調の変化が生じますが、具体的にはどのような変化が現れるのでしょうか?
Happynote.comの調査によると、産後ママのトラブルは以下の通りです。
1位)腰痛 49.3%
2位)抜け毛 42.9%
3位)体重の増加 35.0%

引用元:産前・産後のヘルスケアは?|第446回|ハッピー・ノート.com

2、出産後3か月後お風呂で毎日ビックリ・・・(排水溝に毛がたまる~)

産後のさまざまな体の変化の中で、抜け毛が2位にランクインしていることに驚かれた方も多いかもしれませんね。実は、抜け毛のトラブルに関しても産後3か月の時期が重要なポイントになります。

「&ヘアー」に掲載されている調査結果によると、産後の抜け毛が始める時期で最も多いのは産後3か月です。
なんと、産後の脱毛に悩むママの58%がこの時期に抜け毛がスタート。

排水溝や床掃除をするたびに、ショックを受けたり不安に思ったりしてちょうど今この記事を読まれているママさんもいらっしゃるかもしれませんが、出産後3か月前後の時期は表からも分かる通り髪が非常に抜けやすい時期なのです。

引用元:産後の抜け毛はいつからいつまで?期間やピークの時期、量を先輩ママに学ぼう! | &Hair(アンドヘアー)

3、産後髪が抜けてしまう原因はストレス?女性ホルモン?

抜け毛が増えるという顕著なデータがあるなら、何か原因があるはずですよね。
具体的にはどのような原因があるかご存知でしょうか?今回は考えられる原因としてストレス要因と女性ホルモンに関する要因のデータを紹介します。

産後のストレス要因について

産後3か月の時期に限ったことではありませんが、赤ちゃんの育児期間中にストレスがかかってしまうのは改めて確認するまでもないことかと思います。慣れない育児や不規則な生活リズム、疲れなどによりストレスはどうしてもかかってしまいます。

医療に関するwebサイトであるイシコメの調査によると、産後の薄毛対策として最も効果的な方法として「ストレスケア」が挙げられています(回答した145人の医師のうち29%)。

具体的なストレスケアは簡単なことではありませんが、ストレスは産後の抜け毛だけではなく産後のさまざまな体調、夫婦関係などにも関わるためぜひ意識してストレスケアに取り組んでください。具体的には、家族のサポートを受ける、地域や公的機関の育児補助サービスを活用する、夫婦や友人とたくさん話をして気を紛らわせる、趣味の時間を持つなどの対応が必要です。

引用元:産後の抜け毛対策ってありますか?母乳との関係は?産婦人科医140人に聞きました | イシコメ

産後のホルモンバランス要因について

妊娠中から出産時期については、劇的なホルモンバランスの変化があります。
産前産後の妻を守るためのガイドブック』(横浜の産み育てを考える会)に、妊娠中のホルモンバランスの変化に関するデータが図表で示されています。女性ホルモンのエストロゲンについて、毎月のホルモン変化のピーク時が20階建てのマンションの高さだとしたら、出産直前のピーク時はエベレストの高さになるということです。エベレストの高さから出産後に急激に落ち込むのだから、心身に劇的な変化が訪れることは間違いありません。

エストロゲンは、健康な髪の生成に影響するほか自律神経を安定させる役割も持っています。つまりホルモンバランスの乱れは、ストレス要因にもつながっているということになります。

食生活を整えたりサプリメントなどを利用したりしてホルモンバランスを整えることで、ストレスケアにもホルモンバランスの改善による抜け毛のケアにも効果が期待できるということです。

4、まとめ

産後3か月の時期は、産後直後の時期に比べて少しだけホッとする時期かもしれません。
しかし、出産から蓄積した疲れをどっと感じたり人によっては強く不安やストレスを感じてしまったりする時期でもあります。また、妊娠中に変化した体型が自然に元に戻り始める時期であると同時に産後の抜け毛が始まる時期でもあるなど体の変化も目に見えて現れる時期です。

これらの要因としてはストレスやホルモンバランスの変化が考えられます。
時期的に劇的な体の変化が起こっていることを把握しながら、無理のない範囲で改善を意識することで不安やストレスを解消していただけたらと思います。