2019.04.26
育毛

女性の薄毛の5つの原因と髪の毛を生やす6つの方法

効果的に薄毛対策を行うには、髪が生えにくくなる原因を知り、症状に合った適切な対策を取ることです。
薄毛の症状が現れると、どうしてもショックが大きくやみくもに対策をとってしまうことがあるのですが、それでは逆効果になってしまうことも多いのです。

今回は、女性の髪が生えにくくなる原因を5点、薄毛対策法を6点紹介しています。

ご自身の症状や状況と照らし合わせながら読んでいただければ、ぴったりの対策方法が見つかると思いますよ。

目次

1、 女性の髪の毛が生えにくくなる5つの原因
2、 女性の6つの薄毛対策法
3、 まとめ

1、女性の髪の毛が生えにくくなる5つの原因

女性の髪の毛が生えにくくなる原因は一つではありません。
薄毛対策をするには、一つひとつの原因を知ることが不可欠です。

考えられる原因を5点紹介します。

ホルモンバランス

女性ホルモンの正常な分泌は、ツヤ・コシのある美しい髪を保つためには不可欠です。

しかし、加齢やストレス、栄養不足などによりホルモンのバランスが崩れてしまうと髪が細くなったり薄くなったりしてしまいます。

30代後半から薄毛に悩む女性が急増しますが、その主な理由は更年期により更年期の症状による女性ホルモンによるものです。

また、出産後の一時的な女性ホルモンの低下や強いストレスなどによる生理不順の際にもホルモンバランスが崩れやすい時期です。

栄養の不足や偏り

健やかな髪を育てるためには、髪や頭皮にバランスよく栄養を届けることが大切です。特に必要な栄養は、タンパク質、ミネラル、ビタミンです。

食生活が乱れてしまうと、これらの栄養素が不足してしまい薄毛の原因になってしまいます。また、加工品やファーストフード、スナック菓子などの油分や食品添加物が多い食品やジュースや清涼飲料水などの糖分を多く含むものは髪へ栄養が送り届けられるのを邪魔してしまいます。

(内部リンク 06髪の毛 増やす 建物)

誤ったヘアケア

シャンプー、トリートメント、育毛剤、整髪料などさまざまなヘアケア用品がありますが、中には髪質や肌質に合わないものもあります。

例えば、敏感肌や乾燥肌の方が洗浄力の強いヘアケア用品(例えば刺激の強い高級アルコール系シャンプーなど)を使用した場合、必要以上に頭皮の皮脂を洗い流しすぎてしまい、フケやかゆみ、薄毛の原因になってしまうことがあります。

反対に、油分の多い方が洗浄力の低いヘアケア用品を使用すると汚れや皮脂が十分に洗い流せないこともあります。

ヘアケアを正しく行うには自身の髪質、肌質とヘアケア用品の特徴を把握することが必要です。

また、パーマ液やヘアカラー剤は髪質・肌質に関わらず刺激がとても強いので、頭皮や髪にとってダメージになります。

重いストレス

重いストレスは、薄毛もしくは脱毛症の原因となりえます。

薄毛を引き起こすケースでは、ストレスによって女性ホルモンが正常に分泌されないという間接的な要因となります。間接的な要因とはいえ、ストレスの原因を解決しない限りは薄毛の解決には至りません。

脱毛症の典型的なケースとしては円形脱毛症が挙げられます。そのメカニズムは、ストレスによって交感神経に異常をきたしてしまい、血流が悪化する結果髪に必要な栄養素が届けられなる、というものです。

https://www.enkei-datsumou.com/enkei/genin/

血流の悪化(喫煙、飲酒、運動不足、体の冷えなど)

血流は薄毛対策にとってはとても重要なものです。

例えば、東洋医学では「髪は血余=血のあまりものである」と考えらえてきました。
全身に血液が巡ってその余ったものが髪として伸びると考えられていたのです。

そのくらい血流は薄毛対策としては非常に重要だということです。

血流の悪化を招いてしまう習慣はいろいろありますが、喫煙や飲酒、運動不足などの症状は血行不良を招きます。また、体の冷えも薄毛の原因となることがありますので、冷たいものの飲みすぎ食べ過ぎを避けて、体を温めるよう心掛けてください。基礎体温が低い方や低血圧の方も、改善が必要です。

参考
参考 美髪はよみがえる 山田佳弘著(光文社)

2、女性の6つの薄毛対策法

薄毛対策を行うには、原因を突き止めて改善を図っていけばよいのですが、実際にはいくつかの原因が重なり合っていたり、原因が特定しにくかったりするなど、女性の薄毛はかなり複雑です。

かといって、何も対策をしなければ少しずつ薄毛が進行してしまい改善が難しくなってしまいます。

どのような対策方法があるのか、そしてそれにはどのようなリスクがあるのかについて紹介します。

クリニックに通う

近年は薄毛に悩む女性が増えていることから、女性の薄毛専門のクリニックも増えています。
専門のクリニックであれば、専門の先生に頭皮や髪の状態を診てもらい、市販のドラッグストアや薬局では購入できない薄毛対策の医薬品を処方してもらうことができます。

リスク・デメリットは3点です。

    1. 通院に抵抗を感じる場合もある

考え方次第ですが、薄毛専門のクリニックに来院するのはどうしても気持ちの面で抵抗を感じる方が多いようです。もちろん、対策を考えればそう言っていられないのも確かですが、

    1. 時間と費用がかかる

基本的には、薄毛専門のクリニックは健康保険対象外になってしまいます。毎回の治療費や薬価が実費負担となってしまいます。また、毎回の通院に多少の時間と手間もかかります。

    1. クリニックによって専門の領域があることも⁉

薄毛の症状や原因、治療法は人それぞれです。
クリニックでの治療法が合っている時には問題ありませんが、異なる症状の治療法が用いられたり、肌質・髪質に合っていない治療法がされたりした場合には悪化してしまうこともあります。

参照
https://www.womens.eastcl.com/hair/column/cost

育毛剤を使用する

市販の育毛剤を使用するのも治療法の一つです。
女性向けの育毛剤として「効果が期待できる」といわれているのは、ミノキシジル配合の育毛剤です。日本皮膚科学会の「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」でも、ミノキシジルの外用薬に「有効性が明らかになった」としています。

育毛剤を使用する際の注意点としては、副作用です。
例えば、ミノキシジルには重大な副作用は確認されていませんが、かぶれや湿疹、フケなどの症状が現れることがあるようです。

また、育毛剤が効果を発揮するには、髪が元気に育つ環境を先に整えておく必要があるため、育毛剤の使用の前に根本となるホルモンバランスや血流の改善を行っておかないと効果が現れにくい場合があります。

引用元
https://twitter.com/lino_9ze/status/72339858873516034

https://twitter.com/iRVmlJDo8c9kBiH/status/1047483298363133952

ヘアケアを改める

毎日のヘアケアによる髪へのダメージを最小限に食い止めることで、薄毛を防ぐ方法もあります。

ポイントは3点あります。

  1. アミノ酸シャンプーなどの刺激の低いシャンプーを使用する
  2. 洗髪時のシャワーを頭皮に優しい温度設定(38~40℃)にする
  3. 髪を乾かす際のドライヤーのかけ方に注意する

こうした日々のヘアケアは非常に重要です。

デメリットとしては、アミノ酸シャンプーは他の高級アルコール系シャンプーや石けん系のシャンプーと比較すると高額であることです。

マッサージをする

緊張をほぐして血行を良くするために、頭皮や肩・首・肩甲骨をマッサージする薄毛対策もあります。
特に頭皮を柔らかくするマッサージについては、ご存知の方も多いかもしれませんね。

ただし、マッサージもやみくもに行ってもそれほど効果的ではありません。例えば、生まれつき頭皮がかたい方はマッサージをしても頭皮が柔らかくなるわけではありません。

マッサージをして全身の血流を良くする、といった目的と結果を意識しながら行っていただくと効果的です。

生活習慣を改善する

食生活や喫煙・飲酒の習慣の改善、運動不足の解消など生活主観を改めることで薄毛対策をする方法もあります。

薄毛対策はもちろんのこと、健康や美容にとっても規則正しい生活を送ることは重要ですので、可能な範囲でぜひ積極的に改善を進めてください。

薄毛対策に効果的な大豆製品などを積極的に摂取していくことも重要ですが、偏りのない栄養バランスに注意することや食品添加物・糖分の摂りすぎに注意することが重要です。

薄毛対策サプリメントを使用する

サプリメントで薄毛対策をする方法もあります。

サプリメントには、女性ホルモンのような働きをする大豆イソフラボンや髪の発育に必要な成分(アミノ酸やミネラルなど)が配合されているので、食生活の改善だけではカバーしきれない髪や頭皮に必要な栄養素を効率よく摂取することができます。

髪が元気に発育する環境を整えるという点で、生活習慣の改善同様に大半の薄毛の原因に対して効果が期待できるので、手軽にスタートでき、効果が期待しやすい対策方法です。

3、まとめ

女性の薄毛の5つの原因と6つの対策について紹介しました。
薄毛には多くの原因があり、誤った対策をとってしまうと逆効果が現れることもあるので、注意が必要です。

髪が生えにくくなる方法が特定できたら、できるところから対策を進められてみてはいかがでしょうか?
また、対策としてはまず血流や頭皮の栄養素など土台となる対策を進めてから、育毛剤の使用などを始めると効果的です。そのためには、食生活の改善やサプリメントの使用など、必要な栄養素を摂取することからスタートするのがおすすめです。