2018.09.18
抜け毛

30代女性が薄毛になってしまう原因は?

30代を過ぎると髪質には徐々に変化が表れ始めることから、中には30代を過ぎたころから薄毛が気になり始めたという女性もいらっしゃるようです。ここでは30代の女性が薄毛になってしまう原因と、有効な薄毛対策について解説しますので、薄毛が気になるというこの年代の女性はぜひ参考にしてみてください。

30代女性が薄毛になってしまう原因は?

出産やストレスによるホルモンバランスの乱れ

発毛は女性ホルモンの一種であるエストロゲンという物質が大きく関係しているため、その分泌量が減ってしまうと薄毛の症状が現れ始めます。エストロゲンの分泌量が減ってしまう原因としては、女性ホルモンの分泌量の減少と男性ホルモンの分泌量の増加があげられ、このようなホルモンバランスの変化は30代を過ぎたころから生じやすくなります。ホルモンバランスの乱れを引き起こす要因として特に多いのが、出産やストレスです。そのため、仕事や人間関係でのストレスが多くなったと感じている方や、妊娠中の方などは早いうちから薄毛に注意する必要があります。

ダイエットなどによる髪の栄養不足

発毛を促進させるためには十分な栄養が血液を通して頭皮まで運ばれなければなりません。しかし、そもそも頭皮へ運ぶ栄養が不足していると発毛は正常におこなわれず、それが薄毛を引き起こすこともあります。このような栄養不足はダイエットなどによる不規則な食生活が原因となっていることが多く、30代を過ぎたころから体形が気になり始め、ダイエットを始めたという方は特に注意が必要です。

頭皮環境のトラブル

頭皮に問題が生じると皮脂やフケなどが多くなり、発毛にも悪影響を及ぼすことがあります。このような頭皮環境が悪化する原因としては、食生活の乱れや肌質に合わないシャンプー・リンスの使用とすすぎ不足による残留、アレルギー体質などがあげられ、本人が気づかないうちにその状態が悪化してしまっていることもあります。また、30代を過ぎると肌の極端な乾燥などのそれまではみられなかった症状が頭皮にも現れることがあり、加齢に伴う肌質の変化に対して気をつけていないこともまた、このような頭皮環境に悪化を引き起こす原因となります。

長期にわたる頭皮への負荷

頭皮に対して長期的な負荷がかかっていると、そのことが薄毛を引き起こす原因となることもあります。具体的な例としては、長時間にわたって髪を結ぶことやエクステの長期間の使用、長期間にわたる帽子の使用などがあげられます。これらは頭皮の血行を悪化させ、栄養が頭皮にいきわたることを阻害するだけでなく、それ自体が脱毛の原因となることもあるため、気づいたら薄毛が進行してしまっていたというケースもあります。

カラーリングやパーマを繰り返している

カラーリングやパーマに使用する薬剤は、手に付着した際に炎症を起こすことなどからもわかるように、刺激が強いという特徴があります。そのため、頭皮にこれらの薬剤が付着すると、同じように炎症を起こし薄毛を引き起こすことがあります。よって、カラーリングやパーマを頻繁におこなっている方は薄毛になりやすいため注意が必要です。また、自身でカラーリングをおこなう場合も頭皮に薬剤が付着しやすいため、注意するようにしましょう。

遺伝による薄毛

薄毛は遺伝する傾向が強いことがわかっていますが、これは主に男性の場合であると認識している方が多いため、遺伝による薄毛を気にされている女性は多くないでしょう。しかし、父親が薄毛の場合、女性でも遺伝を原因とした薄毛になりやすいことがわかっているため、はっきりとした薄毛の症状が現れていなくても頭皮の状態には常に注意を払う必要があります。

30代女性が気を付けておきたい薄毛対策は?

食生活の改善

乱れた食生活はホルモンバランスや頭皮環境に悪影響を及ぼすため、薄毛を改善するためには食生活を改善することが有効となります。具体的にはイソフラボンやタンパク質、亜鉛、ビタミンを多く摂取し、脂質を摂取しないようにすると薄毛の改善効果が期待できます。また、その際には、全体の栄養バランスも意識することが重要です。

生活習慣の改善

不規則な生活習慣はホルモンの分泌量に悪影響を及ぼします。そのため、生活習慣を改善することも薄毛改善効果があります。具体的な方法としては、十分な睡眠をとることや1日の生活リズムを整えること、適宜ストレスを発散することなどが有効です。

シャンプーやトリートメントが合っているか

シャンプーやリンスにはさまざまな種類のものが存在し、頭皮の肌質に合っていないものを使用すると、その状態は悪化し、薄毛になってしまうこともあります。たとえば、乾燥肌の方が洗浄力の強いシャンプーを使用したり、皮脂の多い方が保湿力の高いシャンプー・リンスを使用すると逆効果となってしまうため、まずは自分の頭皮の肌質を知ることから始めてみるのがおすすめです。

頭皮への負担の軽減

頻繁なカラーリングやパーマ、ヘアスタイルの変更などは頭皮へ大きな負担をかけ、それが薄毛を引き起こすこともあります。これらの負担を軽減するためには、カラーリングやパーマは美容室でおこなってもらうようにし、髪を結ぶ場合は、できるだけ緩く結び、帰宅後はすぐにほどくことなどが有効となります。

頭皮のマッサージで血行改善

頭皮の血行がよくなると発毛に必要な栄養が全体にいきわたり、薄毛も改善・予防することが可能となります。頭皮の血行をよくするための方法としてはマッサージが有効であり、髪を洗う際に汚れを落とすことだけでなく、頭皮を揉むことも意識すると効果が得られます。また、髪を洗う際にお湯を使用すると冷えも防止できるため、同様に血行をよくすることができます。

気になりだしたら早めの育毛対策を

頭皮の状態は一度悪化してしまうと改善するためには長い時間が必要となってしまうこともあり、その間に薄毛が進行してしまうこともあります。特に女性は30代で頭皮に大きな変化が現れることも多いため、薄毛が気になり始めたらすぐに育毛対策を行うようにしましょう。

まとめ

ここでは特に30代の女性に限定した薄毛の原因として考えられることと、この年代における薄毛を予防・改善する上で有効な対策について解説しました。30代に差しかかると20代のころにおこなったパーマやカラーリング、不規則な食生活などによる影響が頭皮に現れ始めることも多いため、脱毛やつむじの広がりなどが気になり始めたら、まずは幅広い生活習慣の改善を試みることから始めてみるのがおすすめです。