- 2018.06.11
- 抜け毛
ドライヤーが抜け毛の原因に?正しいドライヤーのかけ方を紹介します
抜け毛の原因は実にさまざまですが、ドライヤーのかけ方も抜け毛の原因になる可能性があります。普段髪の毛を乾かす際に、何となく生乾きだったり頭皮が熱くなるほどドライヤーをあてたりする方は注意が必要ですよ。ここでは抜け毛につながるおそれのある髪の毛の乾かし方と、正しいドライヤーのあて方について紹介します。
ドライヤーを使いたくない?でも生乾きのままの放置は危険!
「髪の毛を洗ったあとは、抜け毛や痛みを防ぐために自然乾燥する」という考えの人がいますが、実はこの考え方は髪の毛にとってよくありません。抜け毛に強い美しい髪の毛を維持するには、しっかり髪の毛を乾かす必要があります。生乾きには髪を痛め、抜け毛につながる可能性があるのです。
頭皮に雑菌が繁殖しやすくなる
頭皮が炎症を起こすと毛根も弱ります。髪の毛が抜けやすくなるだけでなく、しっかりシャンプーを落としているのに頭皮がかゆくなったり匂ったりする原因にもなります。特に湿疹や乾燥など頭皮のトラブルを自覚している場合は、しっかり髪の毛を乾かして抜け毛から髪を守りましょう。
毛根が血行不良になる
髪の毛が生乾きのときは頭皮も濡れているので、頭がどんどん冷えてしまいます。頭が冷えてしまえば頭皮の血行が悪くなり、毛根も栄養不足になりがちです。毛根が弱ればそれだけ抜け毛のリスクが増えます。
キューティクルがはがれる
髪の毛の表面には外部の刺激から髪全体を守るキューティクルという層があります。濡れたままの髪の毛はキューティクルが一部めくれた状態です。生乾きの状態で髪の毛をブラッシングしたり、そのまま眠ってしまったりすると、摩擦で髪の毛や毛根を刺激して髪の毛が途中で切れてしまいます。
このようなことがあるため、抜け毛を予防したいと思ったらドライヤーで髪の毛を乾かすようにしましょう。
ドライヤーが頭皮にダメージを与えることもある
一方、ドライヤーを使いすぎることも問題です。
ドライヤーを使って髪の毛を乾かす際に気を付けたいのはドライヤーの熱です。頭皮に熱を与えすぎると、いくつかの原因で髪の毛が抜けやすくなることがあるのです。
水分を奪いすぎる
髪の毛にはある程度の水分が必要です。乾かしすぎは髪の毛に必要となる水分が不足し、髪の表面にあるキューティクルが開いてしまいます。生乾きのときと同様に、キューティクルが開けば髪の毛がパサついて弱ります。髪の毛が枝毛や切れ毛になり痛むだけでなく、ちょっとした刺激で抜け落ちてしまいます。
頭皮が乾燥する
紫外線や空調による乾燥など、頭皮がダメージを受ける原因はいくつかありますが、ドライヤーを近づけすぎた場合も、その場所の頭皮が乾燥します。特に頭皮が弱っている際にドライヤーを長くあてると頭皮に湿疹ができてかゆみやフケの原因になり、抜け毛になる可能性があります。
また、頭皮は乾燥するとそれ以上肌が乾燥しないようにと皮脂を分泌します。皮脂が多すぎると毛穴詰まりの原因になり、髪の毛が健康に育つのを阻害してしまいます。
やむを得ない抜け毛もある
一方、人間の髪の毛は毎日一定量が抜けて新しく生え変わります。そのため、既に抜け落ちた髪の毛が他の髪の毛にからまっていることがあります。ドライヤーをあてた際に、この抜けてしまった髪の毛がまとめて落ちてくることがありますが、このような抜け毛は防ぐことができません。
抜け毛を減らす!正しいドライヤーのかけ方
髪の毛は生乾きでも乾燥させすぎでも良くありません。抜け毛の量をおさえるためには、温風をあてる時間をできるだけ短くするのがポイントです。正しくドライヤーをあてる方法を知ることで、不要な抜け毛をおさえた美しい髪の毛を作りましょう。
しっかりタオルドライする
まずは髪の毛の水分をできるだけ落としてからドライヤーを使うのが鉄則です。タオルで髪の毛をゴシゴシこするのではなく、両手ではさみ根元から毛先へ少しずつ移動させて水分を吸い取ります。吸湿性の高いマイクロファイバーのタオルを使うと効率がよくなります。
このとき、頭皮を乾燥から守るために保湿力がある化粧水やトリートメント、育毛剤を塗っておくのも有効です。また、部屋自体が高温多湿だとそれだけ髪の毛も乾きにくいです。ドライヤーをかける場所は洗面所や浴室よりも普通の部屋がおすすめです。
ドライヤーは頭から離して使う
ドライヤーをあてている場所に手を添えてみて、熱いと感じる場合は髪の毛や頭皮にダメージを与えているかもしれません。ドライヤーを使う際は、頭に手を添えて手に温風をかけながら使い、耐えられないほど熱くないかを確かめながら使いましょう。頭とドライヤーとの距離は20cm以上離すのが目安です。
髪の多いところから乾かす
ドライヤーをあてる順番は、髪の毛の多い後頭部からはじめ、頭の丸みに沿って乾かします。温風は頭に垂直にあてると早く乾きやすいです。熱ではなく風で水を吹き飛ばすようなイメージで乾かしましょう。少し下を向いて髪の毛を乾かすとふんわりとした仕上がりになるメリットもあります。
最後は冷風で引きしめる
熱で開いたキューティクルを閉じるため、最後に冷風をあててから終えると髪の毛もダメージを受けにくく抜け毛防止につながります。